2012年12月17日月曜日

『ショーシャンクの空に』希望を与え、そっと背中を押してくれる傑作















2005年6月のインターナショナル雑誌『cut』特集<世界の映画オタク10万人が選んだ史上最高の映画ベスト100>5位に選ばれた『ショーシャンクの空に』

同雑誌のインターネット投票では2位に選ばれたにも関わらず、この映画を知らなかった友人(30代女性)数名に勧めた名作映画です。

ホラー小説家で有名なスティーブン・キングの原作の、脱獄映画です。

ティム・ロビンス演じる主人公デュフレーンは、DNA判定が導入される前の時代に妻殺しで刑務所に入ることに。
無実を主張するも聞き入れられず、妻を失った悲しみと理不尽さに襲われながらも、希望を失わずに囚人生活を過ごす。

刑務所には様々な罪状ので80代から10代の若者までと年齢と沢山の男達が、其々のグループを作っている。
そうした中には、性的な嫌がらせをデュフレーンへ強いる者も現れる。
それを知恵と工夫で乗り切り、一目置かれるようになる。

そして、そんな彼の希望を失わずに過ごす姿勢は、次第に仲良くなった囚人だけではなく看守をも感化していく。

元々会計士だったこともあり学のあった彼は、図書室で若い囚人に高校卒業の資格を得られるようにし、看守達の確定申告のアドバイスをしていった。

そうして信頼を得た彼は、屋上のワックス掛けの作業を終えた後、作業した全員にビールを振舞うよう看守に頼むと聞き入れられた。
苦境に立たされているにも関わらず、例え看守だろうと手助けし、刑務所自体を変えていった。
これこそが、今までの脱獄物とは一味違うヒューマンドラマともいえる所です。

絶望の中でも希望を持って自分を信じ前へと進むけれど、それでも幾つかの悲しみにみまわれても尚諦めない姿に、多くのファンが「このまま信じる道を進んでいけばいいんだ」と感じた名作です。

THE SHAWSHANK REDEMPTION - Trailer ( 1994 )





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