2013年2月13日水曜日

命とはなにかを教えてくれる漫画 ブラックジャックによろしく


















わたしがおすすめするのは、佐藤秀峰先生の描く「ブラックジャックによろしく」です。

これは簡単に説明すると、医療漫画なのですが、その内容の濃さに圧倒されます。

この漫画はひとつのテーマごとに分かれていて、ひとつにつき一冊~2冊で終わるようになっています。
そのためとても読みやすいです。

その中でも特におすすめしたいのが、NICU(新生児集中治療室)編です。

NICU(新生児集中治療室)編では、双子のダウン症児の物語なのですが、心を鷲掴みにされるような、涙なしには読めない内容です。

とある不妊治療を長年続けてきた夫婦に双子の赤ちゃんができ、早産で出産するのですが、その双子の赤ちゃんにダウン症の障害が発見されます。
父親の方はその障害を受け入れられず、子との面会を拒みます。
そんな中、双子の片方が死んでしまいます。両親は障害のある子を受け入れられずにおり、最後は離婚まで考えますが、最終的に子を二人で育てていく決心をします。

これは、妊婦さんにはぜひ読んでもらいたい物語です。

妊婦にとって子の障害は必ず考える問題であり、また、いつ自分が障害児の親になるか分りません。

ですが、命とは美しいもので、子どもは親を選んでくるのだと思います。
障害があるからといって堕胎したりしてはいけないのです。

この物語は命とはなにかを教えてくれます。

ブラックジャックによろしくの全巻セットはこちらで購入できます。


ブラックジャックによろしく 第1話 研修医の夜